シーレーは彼岸花と言われるように、本当にお彼岸に咲く。
考えて見れば、毎年々々そのように思っている。
何か新しく発見したかのように。
間(はざま)の近くの、あの土竜(もぐら)の出る畑の入り口に、
白いシーレーを見つけた。

写真で見ると、相当寂しげだ。
現場も寂しいんだけど。
幟台から少し行った道端に、赤いシーレーを見つけた。

赤いシーレーは、白と比べ実に華やかだ。
シーレーの赤と草の緑のコントラストが実にいい。
考えて見れば、
家から間までの200mばかりの道だが、実にドラマがある。
いい道だ。夏には提灯があるし。
道にはドラマがあるんだと、しみじみ思う。
気が付いてみると、吾が村には、いい道がある。
吾が家は、いい道に囲まれている。
①北への墓への道
②東の間(はざま)への道
③南の菊の尾への道
④東西に走る堤
以上四本は、本当にいい道だ。
北の窓から部屋に吹き込んでくる北風が、一段と涼しくなった。



