5月29日(木)に祖父信雄の二十五回忌を催した。
実際の命日は5月21日だ。何故覚えているかと言うと、三男の誕生日と同じ日だからだ。人生とはこんなものだ。だから三男は祖父の生まれ変わり。似ている似てないに関わらず。
当時の写真は集合写真が多い。誰でも一人で写っている写真はほとんどない。そういう中で、祖父が一人で写っている写真が一枚だけあった。

なかなかりりしい。五十歳代だろうか。
親父の話だと、亡くなる時は草木が枯れるように静かに亡くなったと言う。
もう一枚は当時の家族の写真。ひばあちゃんのお仁さん以外はみんなが写っている。何故お仁さんが写ってないかは分からない。

一番前の左端は私、小学一年生ぐらいだろうか。右隣は母。母は思いの他早く72歳で他界した。
後列左端から親父、ひじいちゃん、祖母、姉、祖父だ。
八人家族だったわけだ。
祖父母達は母屋に住み、私は両親達と蚕を飼っていた蚕室(さんしつ)で寝起きした。
夜入る風呂場は暗くて、照明はロウソクだった。
生活水準は低かったとは言え、幸福ないい時代だった。本当にいい子ども時代を過ごさせてもらったと思う。



