写真は4月14日のもの。クレマチスの花も、ご覧のように残すところ二、三輪になっていた。
よく見ると、その数輪の中でも一輪だけが完全な形で残っていた。どうしても、縁が茶色に変質しているとかしているものだが、これは本当に完全だ。しかも六枚の花びらの二枚が、真上、真下をきれいに向いている。こういう最後の一輪に巡り合うことは、稀有だと思う。そういう訳でブログすることにした。
花びらがいかにも薄く、白さにも瑞々(みずみず)しさがない。最盛期のように人を和ませるような美しさは勿論ない。しかし、消え去るものの寸前の、慎ましやかな息づかいを感じる。
肉眼ではやがて移ろい行くにまかせるのみだ。しかし、写真では消え去りつつある一瞬を、このようにストップモーションで永遠化できる。素晴らしい。